１５３４年（天文３年）、室町幕府第１０代将軍足利義稙の養子義冬（初代阿波公方）は、足利家とゆかりの深い、天龍寺領であった平島庄（阿南市那賀川町）に居を構えました。 義冬の子、義栄はこの地より上洛して、室町幕府第１４代将軍となりました。 阿波公方の居館「平島館」には、高名な文人が出入りするなど、阿波南方における漢文学の中心地の観を呈し、文化・学術面にも大きな影響を与えました。 「阿波公方・民俗資料館」は阿波公方の屋敷跡地に建っています。